ピック奏法における必殺技、それが逆アングルピッキング。
逆アングルピッキングとは
こう
後に説明する「順アングルピッキング」と逆向きにピックを傾けるので「”逆”アングルピッキング」といいます。
ギターやベースでは、弦に対してピックを並行に当ててピッキングする「平行アングルピッキング」が基本です。特にベースにおいては、平行を狙って当てないと厚みのあるローが出ないという問題があります。
しかしベーシストによく多いのは、ピックを握りこんで斜めに当てる「順アングルピッキング」です。
これだと弦とピックの接する面積が少ないので力が要らない分速く弾けますが、ピックがこすれるガリっとしたノイズが出るし、ローが減ってしまいます。
ただ、ローを出そうとして平行アングルで弾くとピッキングの抵抗が強いので、速く弾くにはそれなりの筋力と体力が要求されます。これが非常に困り事で、自分は筋力も体力も0のガリオタクなのです。
しかし世の中には素晴らしい人がいます。これらの問題をすべて解決したピック奏法、それが佐久間正英氏考案の「逆アングルピッキング(佐久間式ピッキング)」なのです!
ではでは!立ち上がりがよく、芯のある図太い音を必要最低限の力で出す「逆アングルピッキング」の練習方法を解説していきます!!!
佐久間正英:ずっとギタリストだったから、MythTouchでベースを始めた時に、ベースらしい音が出ない。僕は指で弾けないんです。でもピックだと音が細いと言われ、確かにギターの弾き方でベースを弾いても太い音は出にくいから、昨今言われる「佐久間式ピッキング法」というのをその時開発したわけです。
https://www.barks.jp/news/?id=1000090533
基本
ピックの持ち方
こう
親指を曲げる技術がいります
親指の曲がらない方はこちらで
ピッキング角度
腕を無理やり曲げてこの角度にするのではなく、ピックの持ち方でこの角度になるようにします。
ピッキングの位置
フロントピックアップよりちょっとブリッジ側を狙います。
練習方法
まずはダウンのみで練習
指弾きでのアポヤンド奏法のように、ダウンさせたピックが下の弦にぶつかるように振ります。上手くなるとこれでスラップのプル並みの音が出せます。フレーズはクロマチックとかなんでもいいです。
アップピッキングのみでの練習
オルタネイトの前にアップピッキングのみでの練習をしましょう。ダウンとアップでの差を無くすためにします。かなり身になるおすすめの練習。アポヤンドはさせなくていいです。
オルタネイトで
ダウンとアップとを組み合わせるだけです。オルタネイトのときもアポヤンドさせないです。
慣れないうちはピック滑りがち
慣れないうちはピック滑りがち。慣れると大丈夫になります。諦めない心で頑張って下さい。